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ここんところ、息子が寝ている間はずーーーっと本を読んでいる。
なんか、とまらなくなってしまった。
こんなにまとめて本ばっかり読むのは久しぶりだ。
てか、本当は中断しているドラクエもなんとかしたいんだけど・・・。
全4冊。
- 作者: 山崎豊子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1983/11
- メディア: 文庫
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元大本営参謀の主人公が、終戦後シベリアに11年も抑留されていて、帰国後商社で副社長まで登りつめるという半生の物語。
なんだけど、戦争の話って「戦時中の物語」も色々知っておかなきゃいけないんだろうけど、「戦争にかかわった人達の戦後の物語」を知るのもすごく大事だよな・・・と思った。
シベリア抑留の話は・・・とても重かった。重すぎる・・・。
そして長い話だった・・・。
- 作者: 山田詠美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/07/28
- メディア: 文庫
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山田詠美さんの文章、というか言葉の使い方がものすごく好きなんですが、このお話しもステキでした。
9.11のテロがひとつの中心となる出来事で、それをキッカケとして家族や恋人や自分のことを見つめなおしていく話。(や、こんな簡単ではないけども)
別に泣かそうとしているワケではないんだろうけど、なんとなく切ない涙がポロリ・・・と。
えー話や。
- 作者: 中島らも
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2005/06/09
- メディア: 文庫
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何度も色んなエッセイで読んだエピソードのうち、躁鬱に関する箇所を凝縮して書き出した本。
続けて読むとコワイっす。
自分で気づかないうちに躁になってるって鬱よりコワイんだ・・・
とくに、「高槻迷子事件」という出来事の中で、
「新幹線のチケットを窓口で購入するときに、前の人が何かモノを出してかわりにチケットをもらっていたので(これは多分クレジットカードだったんだろうとのこと)、ここではモノを出せばチケットがもらえるんだと思って、まず筆箱を出して窓口の人に「ノーノー」と言われ、次々にかばんからモノを出して行った」というクダリがあるんだけど、ここがあたしの中では一番壮絶だったなあ・・・。
で、あたしも(というか誰でも)いつ精神のバランスが崩れるか分からないよな・・・とリアルに思えてしまった。うーん・・・。らもさん・・・。
- 作者: 中島らも
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2005/06/09
- メディア: 文庫
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ハッパで捕まって拘置所に入っていた時のことを書いた本。
なんだか初期の頃のらもさんだ・・・と思う記述があちらこちらにあって、ちょっと幸せな気分に。
らもさんの今後がもうないってのが、まだ今だにちょっと信じられないかも。
死にそうで死なない、どうしようもないおっちゃんやっていうイメージやったからなあ・・・。